社長メッセージ
工事・工業に携わる技術を生かし、社会を太陽のように照らす存在に
1984年、私は故郷である飛騨高山で、株式会社陽工社を起業しました。
陽工社という名前には、「私たちの工事・工業に携わる技術を生かし、社会から必要とされ、また、社会を太陽のように照らす存在となる」という私の創業の決意が込められています。
創業して初めて受注した仕事は、近所にある小さな町工場の制御盤の改造でした。改造後、より使いやすくなった機械になり、とても喜んいただきました。
小さな太陽だったかもしれませんが、目の前のお客様を明るく照らすことができたこと、今でもあの嬉しさを忘れることはできません。
信念を持ち、技術力を高め続ける
陽工社は、「電気制御盤設計・製作」と「電子機器販売」の2つの事業を柱としています。この2つは、我社の最も得意な分野であり、私の強みである発想、アイディアと社員が持つそれぞれの専門知識を集結して会社を発展させてきました。
しかし、1990年代、トンネル工事のような公共事業が「税金の無駄遣いだ」とされる時代がありました。公共工事の減少は少なからず会社の経営に影響を及ぼしました。
私たちは「地方に住む人にとって、公共工事は生活が便利になるとても大切な工事だ。私たちの技術は必ず必要だ」との信念を持ち、技術力を高め続けてきました。
そして、時代は今大きく変わり、地方のインフラ整備が見直される時代になりました。全国各地には新しいトンネル・道路が増え続けています。
工事の仕方も大きく変化しています。工事設備がどんどん高精度化され、私たちの最も得意とする制御盤技術が極めて重要視される時代になりました。
機器メンテナンスはお客様との信頼をつなげる重要な業務
また、電子機器販売事業にも私たちの技術ノウハウが多いに生かされています。電子機器販売は、機器を販売するだけではなく、納品後のメンテナンスが重要な業務です。メンテナンスは機械的・技術的な知識はもちろん、お客様とのコミュニケーションを大切にしています。
基盤の小型化、軽量化は進みどんどん機械は進化しています。またこれから先、AI(人工知能)による自動化、効率化はもっと進化していくでしょう。お客様の生産性向上と機械の安定的な可動のために、私たちの電子メンテナンスの知識は欠かせないものとなるに違いありません。
飛騨高山で技術者を目指す若い人を育てたい
今、技術者不足の時代と言われています。実際に私自身も飛騨地域で技術者を目指す若い人が少なくなったと感じています。しかし、日本全国のインフラ整備と電子機器販売の需要がますます増え続けている今、技術者はなくてなならない存在です。
私たち陽工社の仕事によって、「技術者を目指したい!」という若い人が増えるように、ますます技術力を高め進化していきたいと思います。
そして、何年かあと、陽工社はたくさんの技術者を育てた会社だと言われるように努力していきたいと思っています。